キャンピングカー生活を夢見ているfukufukuです。
以前、憧れのキャンピングカーに乗ってみたくて、とりあえずレンタルで体験してみました。実際に乗ってみると、これまでのキャンピングカーのイメージと違ったところがいくつかありましたので、運転の難しさ、運転するための免許の種類、トイレの問題などについて、憧れと現実の違いを書いてみたいと思います。
はじめてのキャンピングカーはどんな車だった?
地元のキャンピングカーショップで3泊4日でレンタルしました。
レンタルしたキャンピングカーはこちら
VANTECH CORDE LEAVES1.2です。
ベース車 | トヨタ カムロード ワイドトレッド |
サイズ | 全長499cm × 全幅198cm × 全高296cm |
排気量 | 3000cc |
エンジン | ディーゼル |
駆動方式 | 2WDAT |
乗車定員 | 7名(就寝5名) |
ちなみに、ベース車のトヨタ カムロードはこんな車です
たしかに、前面の顔は同じですが、このトラックがこんなキャンプピングカーに変貌するんですね。
乗車定員は7名ですが、今回は夫婦2名で利用しました。
キャンピングカーの運転は難しいの?
見た目は高さもあって大きく見えますが、長さ(全長)は499cm、つまりフェリーに乗る時は5m未満の大きさなので、フェリーの料金的にはプリウスやクラウンなどと同じカテゴリです。
ちょうどアルファードと同じくらいの長さで、幅が10cm大きいだけなので、普通に道路を走る分にはカーブも含め問題なく運転できると思いまが、高さが3m近くあって、これはアルファードより1mも高くなるので、小さいトンネルや、青空であっても駐車場の入り口付近は注意が必要です。
あと、運転席のハンドルがトラック仕様なので、慣れるまではハンドル操作が戸惑うかもしれません。
キャンピングカーは普通免許でだいじょうぶ?
車両の総重量が3.5t未満、乗車定員10人以下であれば、普通免許で大丈夫です。
つまり、バスコンやフルコンなどの超大型のキャンピングカーやけん引免許がいる大きさのキャンピングトレーラー以外なら規則上は問題ありません。
重量ごとに必要な免許は次の通り。
車両総重量 | 3.5トン未満 | 7.5トン未満 | 11.0トン未満 | 11.0トン以上 |
自動車の種類 | 普通自動車 | 準中型自動車 | 中型自動車 | 大型自動車 |
免許の種類 | 普通免許 | 準中型免許 | 中型免許 | 大型免許 |
最大積載量 | 2.0トン未満 | 4.5トン未満 | 6.5トン未満 | 6.5トン以上 |
乗車定員 | 10人未満 | 10人未満 | 29人以下 | 30人以上 |
受験資格 | 18歳以上 | 18歳以上 | 20歳以上 免許期間2年以上 | 21歳以上 免許期間3年以上 |
レンタルしたVANTECH CORDE LEAVES1.2は2,860kgでした。
キャンピングカーは運転中居室でくつろげるの?
夫婦二人でレンタルしたので走行中は居室を利用しませんでしたが、キャンピングカーに対する勝手なイメージで、居室で食事でもしながら目的地に到着、なんてのに憧れがありました。
ただ、妻が少しだけ走行中に居室にいたので聞いてみると、とても食事なんてできない!、とのことでした。
高速道度で比較的安定した走行でしたが、それでも揺れは相当なもので、テーブルに飲み物が入ったコップを置くのも怖くてできなかったそうです。
もしかすると、ベッドで横になるのはだいじょうぶかもしれませんが、シートベルト着用ができないのでそれも無理。
ただ、考えてみれば当たり前で、トラックベースのキャブコンの場合、本来想定している積載物は貨物です。
そして、居室部分は本来貨物を積載する場所であり、人間がくつろいだり乗り心地を求めた設計ではありません。そのため、キャブコンとして架装した場合でも走行安定性や乗り心地の面で乗用車とは大きく違った部分が出てきます。
やはりキャンピングカーは目的地に停車してからが本領発揮のようです。
それでも居室の乗り心地を優先したいなら
それでも走行中に居室でくつろぎたいなら車のタイプを考える必要があります。
走行中の乗り心地を考えて作られているのは「バス」です。ということは、バスをベースにつくられたキャンピングカー、つまりバスコンを考えてみるのはどうでしょうか?
<キャンピングカーの種類>
キャブコン | ザ・キャンピングカー、トラックなどをベースとしてキャブ(運転席)部分を残し、車体を改造、キャビン部分を取り付けたタイプ。 |
バンコン | バンをベースとしたタイプ、一般のバンのサイズなので、取り回しも良く、普通駐車場にも停車可能なため、日常の足としても使え汎用性が高い。 |
バスコン | バスを改造して作ったキャンピングカー、室内空間の広さはキャブコン以上だが、キャブコン以上に大きく、取り回しにも慣れが必要。 |
フルコン | シャーシ以外はすべてオリジナルのフルコンバージョンモデル。室内の快適性はピカイチ、サイズが大きいものが多いため、取り回しの慣れが必要。 |
軽キャン | 軽自動車を改造したもの。室内空間は狭いが夫婦の二人だけや一人旅のような割り切った使い方ができれば運転しやすく駐車場所も選ばない。 |
キャンピングトレーラー | 専用のトレーラーに宿泊設備を作りそれを牽引していくタイプ。旅先や目的地によっては2台分の駐車スペースが必要。取り回しの慣れも必要。 |
ただし、バスコンの場合車両総重量によって普通免許では運転できない可能性があるので注意が必要です。
キャンピングカーにトイレは必要?
キャンピングカーのトイレ問題は永遠のテーマのようですね。今回のレンタカーにもトイレ室があって、レンタルするときにトイレを設置するかどうか聞かれたのですが、お断りしました。
キャンピングカー関連の記事を見ると、排泄物の処理はタンクを取り出して所定の場所に捨てるそうですが、自分や家族のものでもやはり見たくはないものです。
今回提案されたのは水のいらない匂いがしない、排泄物を密封するタイプのものでしたが…
提案されたのはこれです。<ラップポン>
断った理由は、やはり密封されているとはいえ、排泄物の処理が嫌だったからです。
今後、何らかの形で処理方法が変わってくれば、トイレがあることは便利なので考えますが、現状は道の駅やサービスエリアなどを利用すると思います。
はじめてのキャンピングカーまとめ
キャンピングカーで旅をしながら生活するなんて憧れの生き方ですが、実際にキャンピングカーを利用してみてわかったのが、キャンピングカーは停車してはじめて使えるもので、その停車場所が意外と少ないということでした。
海辺で夕陽を見ながら食事をするなんてのも、トイレのことを考えると長居はしづらいので、キャンプ場など設備の整った場所になってしまうと思います。
「汚水」「トイレ」
私の場合、この二つがネックになることがわかっただけでもキャンピングカーをレンタルした甲斐がありました。
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